今日はルヴァン杯決勝の日。
準決勝の第一試合で札幌に失点を許してなければガンバ大阪が立っていた舞台。(未練たらたら)
チケットは前々から買っていたので準決勝敗退した時点ですぐコンササポの方にチケットをお譲りした。
…のだけど!
そのコンササポがよりによってヤバいやつで。「今週中には振込ます!もし振込出来なかったら試合で都内出た時に手渡しします!」みたいな感じでこの時点で振込出来なかったらって何?と若干の怪しさは感じてたけど川崎まで来て手渡しすると言ってたので、先にチケットをDMしていたのだが…
1週間経ってから「父がチケット入手してたので今回はそれで観たいので、この話はなかった事にしてもらえませんか?」と…
はぁ?
準決勝終わった時点ではコンササポがチケット入手出来てなくて欲しい人たくさんいたのに、早く申し出てくれたからとこの人に譲る事に決めたのに今更そりゃねーよ、と。
チケットの再販もしてたので案の定、買い手はなかなか見つからず。ドタキャンされたー、って何度か愚痴ってたら「まだ余ってるなら買わせてください」と言う方が現れてくれたのでその方に改めてお譲りしました。
その方はすぐに振込もしてくれて結果的には良かったのですが、最初のヤツは私に無かったことにしてくれとDMしたあと「今日で19歳になりましたー!」とかツイートしてて、おいおい未成年だったのかと思いました。
これだから未成年って怖い。
父がチケット取ってたにしろ無かった事になんて失礼極まりないことを平気で言うヤツ。責任持って自分で買い手を見つけろよと思いました。
最初はガンバの分までコンサドーレ優勝してくれ!!と願ってたけど、負けてまえ!と思ってしまいましたよ…。
とはいえ、後から購入してくれた人はめちゃ良い人だったのでやっぱ優勝して欲しい気持ちと負けてまえ!という気持ちをモヤモヤさせたまま今日はテレビ観戦。
川崎は地元ですが、やっぱりガンバサポなので今日はぶっちゃけどっちが優勝でも良いやと思いながら観てたけど想像出来ないくらいの歴史に残る試合で感動してしまった。
それは川崎が優勝したことへの感動というだけでなく、札幌の選手の気持ちにも感動だし、どっちがどうとかではもはや無い。
この試合自体が心震えるくらいに凄い試合でした。川崎が逆転してこのまま試合が終わるかっていう札幌のラストのコーナーキックの前になんでかわからないけど泣きそうになってた。
この1プレーがチームの歴史を変えるのか…と思ったからだと思う。結局、そのラストプレーは得点となり延長戦。
延長入ってイケイケの札幌を止めようとした谷口選手。それがイエローになりフリーキックとなりその時点で場所も距離も抜群な位置で絶望的な中ビデオ判定で谷口選手の1発レッドの退場が決定。
フリーキックも完璧な軌道とスピードで見事なゴール。あのフリーキックだって、いくら蹴り位置が良かったからと言ってあそこまで綺麗に決まる事があるのかってくらい。
10人になったから川崎はもうダメかと思いきや、1人少ないことを忘れるくらいにお見事でした。家長選手も疲れてるだろうに物凄く長い距離を戻って守っていたし、気持ちが凄いのだなとテレビの前でもビリビリ伝わってきた。
延長で川崎にゴールがなければ、谷口選手が引きずるやつだなぁ…と気になっていました。
(先日のガンバ戦での倉田選手と登里選手の接触の時に登里選手のところに行かずに倉田選手を助けにきてくれた谷口選手には本当に感謝をしているのです。あれはあれで批判的な意見もあったようですが、私は凄く感謝です。)
だから川崎が再び同点になったことが嬉しくもありました。PK戦が間近に迫ってたけど、出来れば延長戦の間に川崎に追加点が欲しかった。
PKってもはや運だから。
運だから内容としてはもうドローでしょ!と思うけど、試合結果は必ず出てしまうわけで、負けた方は紛れもなく「負け」でしかない。
優勝以外は全部同じようなものだからねぇ…。
そしてPKは外してしまった選手が絶対にずっと引きずるやつ。残酷なシステムだと思う。
でもPKってやっぱり、経験値と気持ちなのだなと改めて思った。途中から副音声で見ていてローランドさんが「この人は決めるね。顔が違う。緊張してる感じだなあ、ヤバいね」などと言っていたのだけど、私から見てても本当にそうだった。
落ち着いていて、自信持って蹴りに来てる人と不安で緊張してる人は顔を見れば明らかで「この人外しそう…」って感じた選手はみんな外していた。
それでもPKサドンデスに持ち込んだ川崎GKの新井選手は文句なしに凄かったし、サドンデスの後攻の札幌の選手は明らかに緊張していて不安げなのに対して新井選手はそれを見抜いて「止める!!!」っていう気迫が物凄かった。
結果はしっかり止めて川崎の優勝が決定。
試合後のインタビューでも「相手選手が明らかに緊張してたのでプレッシャーかけて動かないようにしていた」と言ってた。
PKは運と言ったけど、精神力のぶつかり合いなのだなあ。それに大抵のPKは「どっちかが外したら負け」であって、GKが止めるという前提はあまり無い気がする。
あの距離で1対1で蹴られたら、圧倒的に有利なのはキッカーの方だと思うので「キーパー止めろよ!!」とは言えない。
だけど新井選手は2本も止めた。これは本当に凄いことだ。ここまで来たら川崎が気持ちで勝ったのだなと認めるしかない。
シルバーコレクターなんて言われてタイトルが取れない時代が長かったのを間近で見て来たけれど、川崎って本当に強いなあと思った。
Jリーグで鹿島が安定して強いイメージはあるけど、鹿島は派手では無くて淡々とやるべき事をやって着々と勝ち上がって来て気付いたら優勝争いしているイメージ。
川崎は一丸となって攻めて攻めて、メンバー同士フォローし合って強いという感じ。
川崎の強さは好きです。ガンバもそうゆうイメージなんだけどな。攻めて攻めて勝っていく、みたいな。
(ここしばらく結果出せてないやろっていうのはわかっているけども)
今日の試合で言えば、どっちが有利かと言えばやっぱり札幌だったと思う。1人少ない状態は1人の走る距離も増えるし守備範囲も広がるのにしかも延長でもう疲労がたまっているタイミングだったし。
土壇場で追いついてイケイケになっているチームに対して流れを変えるのは大変。そうゆう意味ではある意味、谷口選手の与えてしまったPKは悪くなかったのかも知れない。
あれがPKじゃなくて、流れの中でゴールが決まってたらもう札幌の勢いは止められなかったかもしれない。1人少なくなったからこそ、疲れてても普段以上に走る覚悟も決めたのかもしれない。団結したのかもしれない。
今日の試合はどのシーンが欠けても、全然違う結果になっていたんだろう。その苦しい試合を勝ち切った川崎フロンターレの強さに素直に感動させてもらいました。
本当に後々語り継がれるであろう試合だったわ。最初から最後まで観てて良かった。
欲を言えば、対戦相手がガンバで私は埼スタのゴール裏で観たかったです。
わかっていますとも。
札幌vs川崎であったからこその今日の素晴らしい試合だったってことは!!
でも他チームサポーターから見ても羨ましいくらいに良い試合だった。
川崎フロンターレ、優勝おめでとう!!