今宵も朝まで小躍りしようぜ♪

脈絡なく好きな事を自由気ままに書く雑記ブログ

今まですれ違って生きてきたものに想いを馳せてみる

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映画【君の膵臓をたべたい】を観ました。

映画の感想では全くないけど思ったことをつらつらと。

最近のテレビはつまらないので、最近は映画を見ることも多いんですが小栗旬さん目当てで 【君の膵臓をたべたい】を観たのです\( 'ω')/

 

その中で「私達が出逢ったのは偶然じゃない。お互いに今まで生きてきた“選択”が私達を出逢わせた」というようなセリフが出てきます。

 

その言葉を聞いたからなのか、その日の夜の夢には専門学校時代にちょっとだけ仲が良くて、ちょっとだけ良いなと思っていたクラスメイトが出て来た。

 

起きてから「えーっと、アレは誰だっけ…確か…。」と少し時間がかかって名前を思い出した。下の名前は思い出せない。

たぶん最初から知らなかったのかも知れない。

 

でも今思えば、当時はちょっと仲良くなれただけで楽しかった。彼は私はほとんど聴かないハードロックが好きでCDを借りたりした。それから私もそのバンドのCDを買ったりして聴いていた時期もあった。

 

彼は同級生とバンドをやっていて、そのライブにも行った記憶がある。ライブに誘われて行ったくらいだから恐らくメアドなんかも交換していたのだと思うけどどんなやりとりをしたのかは全く思い出せない。交換してなかったのかも知れない。

 

卒業してから今まで一度も会っていない。

私が通っていた学校は専門職だったので、割と業界も狭く少しの時期だけ彼の友達が同じ職場に来たことがあった。

 

その時でさえ、お互いに「確か知り合いだったよね…?」と探り合うくらいで「同級生だよね?」という会話もせず、初めて会った同僚の感じで接していた。絶対に彼の友達なのだけど、向こうが私を同級生と認識していたかは未だにわからないままだ。

 

それからその彼のこともその友達のことも特別何か思うことはなかったけど、時々ライブハウスの近くで彼が好きだったバンドのTシャツを着ている人を見かけると「懐かしいな。」と思ったりはしていた。

 

そうは言っても、当時も別に彼とどうにかなりたいと思ったことは無い。恋心というの違うけど、私にとって彼は普通に生きていたら出逢わなかった世界を少しだけ見せてくれた存在だった。だから彼との時間は新鮮で特別で、楽しかったのだと思う。

 

今生きている自分を作っているものは、確かに私が今まで生きて来た中で都度選択してきた道の上なのだと思った。

 

仮にその楽しかった彼と「卒業してからも会いたい」という選択をしていたら恐らく私はきっと今違う場所にいたのだろう。

 

それはその彼だけに限らず、通り過ぎてきた友達みんなに言えること。仲良かったはずなのに、いつでも会えるしと思ってしばらく連絡取らなかった間に相手の携帯電話の番号などが変わっていつの間にかもう会えなくなっていた人たち。

 

学生時代の私は携帯のメールでしか繋がっていなかったので簡単に切れてしまう縁だった。その時、気づいていたらもっと密に連絡取ったのになぁ…と今更ながら思う。

 

人生の時々で交差してすれ違っていく人々との絆をもっと大切にしていたら、きっと今の私の世界はもっともっと広いものだったに違いない。

 

その瞬間瞬間は確かに仲が良くて一緒にいる時間が長かった同級生やバイト仲間。

最初にバイトした居酒屋でかっこよくて憧れていた先輩。そんな存在ですら、今はぼんやり思い出すことはできても名前なんかはさっぱり思い出せない。

 

バイトを辞めてからすぐにバッタリ先輩に会ったことがある。

そりゃそうだ、地元の居酒屋で働いていたからお互い行動範囲が同じなのだ。たくさんの人に出会ったから、きっと今でも街でバッタリすれ違っていたりしているのだろうけど、もう思い出せないのだな、きっと。

 

そこそこ長く生きていると別れがひとたび顔を覗かせるともうそれは止められないのだという事も知っている。例えば今の会社の同僚もそうだ。毎日一緒に働いて、出会えた存在だけどその関係は長くは続かない。

 

そもそも今回の場合はその環境から去るのは私の方だ。

仕事には未練はないけれど、人には多少の未練はある。だけど、連絡先を交換してこれからもずっと繋がっていようというほどの関係ではない。

 

仮にLINE等で繋がったとしても、話すことは無いと思うし久しぶりに会って飲みに行こう!っていう関係でもない。

 

私は人間関係を作ることが苦手なので、同僚に対しては同僚以上の関係を作ることができない。せっかく出会えた縁なのだからもうちょっと大事にできたら良いのに。

 

そんな私でも長いこと付き合ってくれている数少ない友人には本当に感謝しかない。

頻繁に会うわけじゃないけど、どうでもいい事でLINEして部屋でお互い一人で爆笑できる関係ってそうそう簡単には作れないでしょ?

 

これからはすれ違っていく人たちや出来事にもっと敏感な人になりたいと思う。人は、人と関わることが一番視野を広げてくれると思うから。

 

・・・・専門の同級生の彼、名前ホントに何だったかなぁ(゜-゜)

きっと一生思い出せないけど、今もどこかで元気でいてくれ!!と願うばかりです。