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【いつか、眠りにつく日】感想ネタバレなしのつもり。

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最近テレビのCMでドラマの宣伝を見た気がしたので、そういえば本持ってたよなぁと思っていたら断捨離中に実家の引き出しから出てきた【いつか、眠りにつく日】。

 

出てきたついでにまた読んでみようと思い立って昨夜読んだ。

文章的に簡単なこともあって、本読むの遅い私にしては2時間でサクッと読めました。

 

事故で亡くなった女子高生が未練を3つ解消して成仏しましょうって話

簡単に言えばこんなあらすじ。

主人公の森野蛍が修学旅行のバスで事故に遭い、命を落とし幽霊となった。

 

案内人と呼ばれる謎の黒づくめの男が現れ「この世に残した未練を3つ解消しないと成仏出来ない」と言い、その未練を解消する旅に出る。

 

人の未練は様々

その[未練]というのは、死の直前に考えた事らしい。

「生まれたばかりの子供の成長を見届けたい」という大きな未練もあれば「たこ焼きが食べたい」という些細な未練もあるらしい。

 

要は、死の直前に何を思ったか?ということだという。

案内人はその対象となる人物の名前は知っているが、未練の内容までは知らず本人が自分で自分の残した未練を探す。

 

感想

ドラマで今放送してるらしいのでネタバレはしないでおきます。

※てっきりテレビで放送してると思ったらFODプレミアムなんですね。

 

私が今死んだらどんな未練があるだろう?

私が今事故に遭ったりして幽霊になったとして、その死の直前に考えることって何だろう?と思う。

 

このストーリーでいう[未練]には期限である49日間に解消出来る未練と解消出来ない未練があるらしい。

 

例えば、上に挙げた[生まれたばかりの子供の成長を見届けたい]というのは49日間では無理という事なのだが、49日間で解消出来る未練の方が少ない気がする。

 

生きているとやれやっておけばよかったこれやっておけばよかったと日々思っているけど、死ぬ直前に思う事は…無いような気がする。

 

あー!終わった〜!!くらいかな。

生きてる方がしんどいこともあるだろうし、解放じゃー!!って思うような気がします。後悔があるときより、毎日めっちゃ楽しい!って時にうっかり死んだらもうちょっと楽しみたかったな〜とか思うのかも知れない。

 

死にたくなくなるくらい、日々が充実して楽しいなんてことがあればそれが理想的だけど。そうなると良いですな…。

 

でも、この本を読んでみると今日出来ることは今日やろうと思える。いつかやろうと思ってることを先延ばしにしているものもあるけど、先立つモノが無くて出来ない場合は抜きにして(←これが原因でやれずにいることばかりだけど!)出来ることは即行動していこう、と。

 

例えば、田舎の父親にたまには会いに行かなきゃなあと思いながらなかなか行けてない事とか、そうゆう類のもの。

まあ、田舎の父親に会いに行くっていうこともお金掛かるので余裕がまっったく無い今の私には難易度高いんだけれど…。

 

最後に

このストーリーによく似た本を知っていて、そっちの本が私は昔から大好きで何十回と読み倒しているので、かなり序盤でどんなラストかというのはわかっていました。

 

なのでストーリーの肝の部分よりもその周りに出てくる人物の方に考えさせられるところが多くて、大人も子供も関係無く人は自分の死を認め、受け止め、納得していくという過程に考えさせられた。

 

きっと上手くできているんだろうな、と思う。生きるも死ぬも、止めることは出来ないけど本人も周囲も、受け止めて受け入れて残された方はまた前を向いて自分の死の瞬間まで生きることの繰り返しでこの世は回っている。その繰り返し。

 

どうせ「生」は永遠ではないのだから、苦しいときも楽しいときもゆるりと受け入れてのんびりマイペースに行けば良いやと思える。

 

それでもやっぱり苦しい最中は辛い。

時々立ち止まって、マイペースで良いと思い出しつつこの日々を踠き歩いて行こう。

 

いつか、眠りにつく日 (スターツ出版文庫)

いつか、眠りにつく日 (スターツ出版文庫)

 

 

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