10月に入った。やっと肌寒い日が続いていて、寒いほうが好きな私はとても嬉しい。夏は辛い。暑さですぐに体調を崩すから。秋、万歳。
さて、前々回の記事で同僚が会社を辞める話を書いた。
この中で、本音はすごく寂しいけれどクールに別れるのだろう的なことを書いて締めたのだが、結果はどうだったかというとそもそも個別に挨拶周りをしていなかったので直接会話をすることすら無かった。
私たちは入社が1か月違いでほぼ同期だったので、向こうはどう思ってたかわからないけど少なくとも私は心のよりどころにしていたし、頼りにしていた。
ちょっと変わった考え方のマウント女やポンコツ女がやたらと幅を利かせてやりにくい環境の中、彼女と私は似たような考えを持って距離を取っていたと感じる。
陰でコソコソと悪口を言うのは低レベルなので、同僚同士であれこれ陰口は言わないけれど(マウントやポンコツは陰口満載と小耳に挟んだが)言わないなりに、危険人物とはそっと距離を置いているその距離感が同じだと感じた。
残念なのは、今回彼女が退職した理由の多くはおそらくその人間関係にあったということだ。お互い愚痴を言い合わないことが裏目に出てしまったのか?とちょっと思ってしまった。
愚痴(悪口?)を言い合って、同じ考えの人もいるのねってわかれば楽になることもあるだろうし、なによりそうゆう業務と少し離れた会話をする間柄だったなら、会社を辞めたいと思った時に相談してくれたかもしれない。
ひとりで悩んでひとりで決断してしまったことが残念だ。
最後のあいさつ
クールに別れるだろう私は、せめてこちらからもちょっとしたお菓子などをお返しして、残念だと思ってるよの気持ちを託そうと思っていたのだが、在宅勤務が続いて外出機会がないのと、休日には外出しないようにしているので、肝心のお菓子を買う機会が無かった・・・。
最後に挨拶に回ってくるのは定時間近だろうから、昼休みに近くのショッピングモールでも行こうかと思ってたけど月末最終日でもはや昼休みが取れないくらいで買い物に行けず。
こうなったらちゃんと言葉で「残念です!!!」と伝えようと緊張していた。
・・・定時になってしまった。仕事終わってしまった。あれ?あいさつは??
当人を見ると、遠くの席でなにやら話し込んでる。。
あれ?帰っちゃうよ?
悩んでいると、ついに席を立ってどこかへ行ってしまったので、私は退勤した。
想像以上にあっけない今生の別れとなった。
私は今まで数多の転職の経験をして、そのたびに退職日の別れを経験してきたし、また同僚の退職日を見てきたけれど、どんなパターンでも最後の日はお菓子などを配りつつひとりひとりに一言挨拶をして帰るのが普通と思っていたけれど、こんなにあっさりしたのは初めてだった。
私がお菓子を買って来ていたら逆に気を遣わせるところだった・・・。危ない危ない。
確かに在籍期間も短いし、在宅勤務で1回も会ってない社員さんもいるからね。。とは思うけどだったら全員一斉メールで挨拶するべきと思ってしまうが。
会ったことないであろう人も含めて、みんなでお金出し合ってお花とプレゼントを贈ったんだしね。ありがとうは言うべきよね。
感覚似てるってことをよりどころにしてきた彼女は最後の最後でちょっと考え方が違ったかな(;^_^A もちろんそれだけで彼女の性格などは計れないけど。
最終日の会話
これもまた残念なことだけど、最終日の会話はゼロでした。
席が遠かったので「おはようございます」すらなく、一度コピー機の前ですれ違っただけで終わってしまった。月末最終日でめちゃくちゃ忙しい日じゃなければ立ち話したんだけどなぁ・・・。
そもそもめちゃ忙しいからこそ、出社してたんだけども。
なかなか自分の想像通りに事が運ばないけど、ここまで想定の範囲外だったのはそうそう無い。人とのお別れはいつでも寂しいけど、どうかこれからも元気で過ごしてほしいと思っている。どこかに縛られることの似合わない自由な雰囲気の彼女だったから、ふわふわと漂って、居心地のいい場所をきっと見つけるだろう。
どうかその場所に早く出会えますように。
マウント女や口うるさいポンコツ女の居ない場所に。
私は今の会社でもうちょっとがんばってみるよ。
どうか、お元気で。